eccentric training
the new standard exercise
エキセントリックトレーニング(偏心トレーニング)
エクササイズのニュースタンダード
機能的な身体を、より効率的に
筋肉の活動には
図1. 短縮性筋収縮 = コンセントリック(力を発揮しながら筋肉が短縮している状態: 負荷<力)
図2. 等尺性筋収縮 = アイソメトリック(力を発揮しながら筋肉の長さが変わらない状態": 負荷=力)
図3. 伸張性筋収縮 = エキセントリック(力を発揮しながら筋肉が収縮しながら引き伸ばされている状態: 負荷>力)
と呼ばれる3つのフェーズがあります。
図1. 短縮性筋収縮
- KEEP -
図2. 等尺性筋収縮
図3. 伸張性筋収縮
より簡単に説明すれば腕相撲をしている時の自分の筋収縮の状態は
自分が相手に勝っている状態 = コンセントリック
膠着状態 = アイソメトリック
自分が相手に負けている状態 = エキセントリック
となっています。
エキセントリック筋収縮には、コンセントリックやアイソメトリックより大きな筋力を発揮できたり、筋肉が引き伸ばされる速度に応じて強くなるといった特徴があります。
ジャンプの際の落下時の着地や方向転換、ダッシュをした際に減速させる時といった基本的な動作から、投げる・蹴る・打つといったこれらのスポーツ的な動作の減速、バランスを崩した際の姿勢の制御といった多くの動作の中でエキセントリックの負荷は発生します。
しかしながら多くの重りを持ち上げるような伝統的なエクササイズはコンセントリックやアイソメトリックのトレーニングとしては効果を発揮するものの、エキセントリックな負荷を生めるようなトレーニングは少なく、見逃されがちです。
エキセントリックトレーニングによるメリット
・パワーと動作速度の向上
・運動中の関節動作の安定化
・筋肉並びに結合組織の弾力性の向上
・筋線維の収縮能力の向上
・収縮時の筋反応の改善
・筋肉や腱の傷害予防
エキセントリックトレーニングは自重を利用したエクササイズも多く、無理な負荷をかけることもなくエキセントリック筋収縮を引き起こすと共にコンセントリック筋収縮を等張的にトレーニングすることが可能です。
こうしたエキセントリックのトレーニングを実践するのは筋肥大や筋力増強に繋がるのは勿論、前述したスポーツシーンで外力がかかった際の障害予防にも繋がるため極めて重要です。